成績
12月は2学期の終わりの月です。毎学期、成績をつけるわけですが、これもまた教員を悩ますものです。
子どもたちの頑張りはわかるのですが、それを[よくできた][できた][がんばろう]の3つから選ぶ形式では評価しきれません。かと言って、全て文章で評価することも困難。
保護者と話す機会もありますが、なかなか伝えきれないのが現状です。
パワハラ
近年よく聞くようになったパワハラ。自分も気をつけようと注意しておられる方も多いのではないでしょうか。
昨年、神戸市の小学校で教員の間でいじめがあったことはご存知かと思います。カレーを無理やり食べさせていたりしたやつですね。
あの一件だけでなく、学校現場ではいじめやパワハラがまかり通っています。僕の働く学校でもそうです。
退勤や有給を認めない、大勢の前で必要以上に叱責する、高圧的な態度で接する、サポートをしない…。挙げればいくらでもあります。しかも、今挙げたのはある一人の管理職によって行われていて、被害者は一部の特定の教員です。残念ながら、僕もターゲットの一人になってしまっています。
声を上げれば、余裕でパワハラ認定されるでしょう。しかし、そうすることで、いろんな人に影響が及び、その影響は自分のクラスの子どもたちにも及ぶでしょう。だから、なかなか声を上げるのは容易ではないです。
他の被害者教員と相談して、声を上げるべきか否か、タイミングはいつか、水面下でその時を待っています。
このような状況は全ての学校ではないと思います。でも、少なからずパワハラが日常化している現場もあるということです。
音楽会
先週、学校の音楽会がありました。
子どもの頃から音楽は嫌いで、教師になってからも楽しいと思ったことはありません。単に音楽を聴くだけならいいのですが。
僕は音楽の授業は担当していないので、何もする必要はなかったのですが、2日前になって突然「指揮して」と言われ、強制的にやらされました。
体育は【苦手な子への配慮が必要】という雰囲気がありますが、音楽は【できない子がダメ】【練習すればできる】という風潮があります。子どもだけでなく教師に対しても同じです。
小学校でも教科担任制を進めると報道されていますが、子どもも教師も自分の得意なことを発揮できるようになればいいなと思っています。
運動会
コロナの影響で中止となった学校が多い中、僕の学校は午前中で終わるプログラムで実施しました。
走る直前までマスク着用、声を出しての応援なし、密となる振り付けのダンスなしなど、制約の多い運動会でした。もちろん組体操もしませんでした。
指導する側としても不便は多かったのですが、運動会はいいもんです。今年は縮小した形でしたが、昼で終わるプログラム、来賓なし、少ない競技数、というのは来年以降も継続でいいのではないかと個人的には思っています。
運動会が好きですが、昭和的な指導や行事は革新していかなければ、と思っています。
公務員の強みとは
二学期が始まり2週間がたちました。
なかなかエンジンがかかりませんでしたが、ようやく気乗りしてきました。
なかなかモチベーションが上がらない中、転職した時の金銭的なシュミレーションをしたところ、安定して今より高い給料を得ていくのは厳しいと感じました。
1番の理由は、スキルがないから。教職8年目を迎え、集団の中で働くこと、対人コミュニケーションの面では向上したと思うのですが、他のスキルは何もまっていないと感じています。簡単な物づくり、パソコン操作、ライティング、広い(浅いですが)知識はある方かもしれませんが、職業にするには、プロには歯が立ちません。当然ながら、趣味のサッカーやランニングなども、技能にしても知識にしても専門家には遠く及びません。
それに、公務員が恵まれている福利厚生、社会保障、信用などを考慮すると、フリーランスでは月収100万円近く稼がないと今の生活水準を保てないと思います。
幅広い活動ができるということを強みにできる職業に就きたいですが、それにしてもスキルを上げないといけません。
転職への道は遠いです。